臨時直行バス
戻りのルートはいろいろ考えたが、震災直後から東北のハブ空港になっている山形空港を利用することにした。
http://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020054/idoshudan.html
に掲載されている、山形空港直行ライナーで移動。
仙台駅東口・代ゼミ前に特設カウンターが出来ていて、そこで出発30分前から乗車券が購入出来る。
予約不要でした。運賃は2,000円で、所要時間は山形空港まで80分ほど。
東北のハブ空港・山形空港
震災直後から東北のハブ空港となっている山形空港。
臨時便増発で新幹線の代わりを担っています。
臨時時刻表。
JALカウンター
JAL機。MD-90。
9年ぶりの就航となるANAの臨時カウンター
ANA機。B737-800。
山形〜羽田線を意地でも残した山形県とJALの功績
2002年に山形〜羽田線をANAが廃止し、羽田との空路が無いと困ると言うことで山形県が頼み込んで旧JASが引き受けたのがこの山形〜羽田線です。
JALとJASが合併し、JALになってもこの路線は山形県からの財政支援を受けながらも何とか路線を維持し続けていました。機材はどんどん小さくなり現在はE-70という小型ジェット機1往復という路線ではありましたが、細々と定期便が飛び続けていました。
そして、JALは経営破綻。その経営破綻の要因は様々でしょうが、自治体からの要請でANAが撤退した不採算路線を維持し続けているというのもその一つと言われています。
しかし、それでもこの山形〜羽田線は廃止されずに山形県とJALの意地によって運営され続けていたことが、仙台空港の大津波による大打撃と東北新幹線のストップという、東京〜仙台の大動脈のバイパスルートをスムースに開設出来たのは事実だと思うのです。純粋に民間の経営でシビアに路線を統廃合できるANAと、自治体の要請による「維持路線」を担ってきたJALという日本の2大航空会社は置かれている立場が違うと思いつつ、JALの臨時便で山形を後にしました。