開港以来の「検問」廃止=新ターミナル記念式典も―成田空港 (時事通信) - Yahoo!ニュース
成田空港の検問がついに廃止されたそうです。
何か感無量ですね。成田空港はご存じの通り、大規模な反対運動の末に開港しました。そのため、反対運動によるテロ予防のために空港に入るには検問を必ず通らないといけません。検問では身分証明書の提示が必須です。
・電車で到着する場合・・・改札を通った後検問
・車で到着する場合・・・空港敷地内に入るときに検問。トランクも開けてチェック。
・リムジンバスで到着する場合・・・空港敷地に入るときに検問。バスの中に係員が乗ってきて、全乗客の身分証をチェック。
という手順を開港以来行ってきました。
これでも検問は緩くなったんですよね。
1990年に初めて成田空港に見学に行ったときは、「見学申込書」に氏名住所などを書いた上で学生証を提示していました。しかも見学が出来るのは中学生以下と同伴の家族に限ると書いてありました。
翌1991年に初めて一人で飛行機に乗ったのが成田→伊丹のJAL国内線。
LCCなどなく、成田発の国内線が超マイナーだった頃、成田から国内線に乗りに行くと、検問の係員が「国内線は羽田ですよ」と言って、入港させずに追い返されそうになった人が居るという噂も聞いて、戦々恐々としながら成田に入港したのを覚えています。
時は流れてLCC全盛時代。安く国内に飛ぶなら成田からLCCが当たり前、成田までのリムジンバスは都心から1000円以内が標準になる時代が来るとは夢にも思いませんでしたが、その流れを考えると検問廃止も時代の流れですね。
大規模反対運動の話しも聞かなくなりましたし、顔認証の監視カメラ設置など技術も向上していますし。
成田の検問廃止でエントリを書かずには居られませんでした。