10年前の就職活動でのちょっといい話
最近、とある外食チェーンが内定者をパワハラまがいの教育で自ら「内定辞退」させるという事が問題になっているけど、外食など「一般消費者」を「顧客」とする業種でなぜそういう事をするんだろうね。
仮にそういうひどい目にあって、卒業年の3月とかに泣く泣く「内定辞退届け」を出すことになったら、その人はその「外食チェーン」には二度と「客」として足を運ぶことはないだろうに。
というわけで、僕が10年前の就職活動で唯一「いい話」と感じた活動期を記します。
二次面接から交通費
受験した企業は、
- 業種 生活用品メーカ(仮にA社とします)
- 職種 情報システム
- 勤務地 大阪
- 募集形態 リクナビに情報が掲載されており、希望者は直接セミナー会場(大阪)に来場のこと
ということで、東京から大阪まで自腹でセミナーを受講しに行きました。
セミナー(一次面接)
セミナーでの会社説明→一次面接
ということで、手応えはあまり無く「ダメかな・・・」と思いながら帰京。
二次面接
ところが、数日後に人事担当者から電話があり「次の面接があるので、大阪まで来てください」
と言われました。
言われるがままに、御堂筋そばの大阪本社に出向き面接とSPI。
「また出費飛んだな・・・」
と思ったら、
「交通費をお支払いしますので、経路を教えてください」
と言われて、
「えっ!?」と思って、話したら、実費をキャッシュで貰いました。
やはり結果は微妙。
最終面接
それからまた数日後、人事担当者から連絡があり、
「月曜の朝一に最終面接(役員面接)がありますので、日曜の夜に大阪入りしてください。ホテルは会社で用意しました。交通費は前回同様にお支払いします。」
ということで、指示通りに日曜に大阪入りし、月曜朝に最終面接。
結果
それから数日後担当者から電話があり、
「今回は残念ながら・・・」
とありましたが、
「今回の採用枠は1名で、syncさんは最後の3人でした。今回はご縁がありませんでしたが、弊社の製品をよろしくお願い致します。」
と丁寧な電話が。
今でもそのA社の製品は大好きです。「受験者はお客様候補でもある」ということをひしひしと感じました。
A社は受験当時大証2部でしたが、10年経った今では東証1部に堂々と上場しています。