面接の肝は1点だけ
id:Hashさんの
コンサルの面接で「74冊読みました」と言ったら「それは何がすごいの?」と返されたCommentsAdd Star
コンサルの面接で「74冊読みました」と言ったら「それは何がすごいの?」と返された - ミームの死骸を待ちながら
のエントリと、それに対するid:p_shirokumaさんの
“使えない奴”を足切りする為の面接テクニックについて
“使えない奴”を足切りする為の面接テクニックについて - シロクマの屑籠
のエントリがそれぞれが500に近い数のブクマを集めてホッテントリ入りしている。
先般の転職活動で五十数社受けて、山ほどの不採用に埋もれながら実感として面接について分かったことについて簡単に記してみたい。
- 面接は言葉のキャッチボールである。
面接は言葉のキャッチボールです。面接官の質問に対しては端的に要点だけを答えるのが肝心。
question→answer→whyで答える。answerは的確に短く。補足事項はその後に。
理由をだらだら言って、最後に回答を言うなどはダメ。
例:面接官「志望動機は?」
受験者「○○だから××です。」ではなく、「××です。なぜなら○○だからです。」の方がいい。
後は面接官の顔色をうかがいつつ、「××です。」と言って次の話を切り出そうとしたら「なぜなら〜○○」は言わない。
要は、面接官が投げてきた質問というボールを受け止めてすぐに投げ返してあげることが大事。
とある会社の不採用理由に「論理的思考能力が当社の求める人材たるに満たしていない」とまで言われたことがあるけど、
要は言葉のキャッチボールが出来ていなかったって事。questionに対して、whyで答えたらそれは会話が成立してないからね。
- 新卒面接で求められていること
新卒と言うことは社会人未経験ということ。当然即戦力になることは期待していない。
その会社の「やり方」というのは入社後研修で叩き込まれるので、その会社の社員たるに必要な論理的思考能力があるかどうか、
またそこを社内の研修でのばせるだけのポテンシャルがあるのかを面接官は見ているに過ぎない。
- 転職面接で求められていること
転職面接の場合は即戦力が原則。仕事のレベルが即戦力にたり得るのは当然として、あとは論理的思考能力が同世代の人間と同等にあるかどうかを見る。それに加えて、転職すると言うことは現職に不満があるということ。その不満を白黒反転して如何にポジ思考で相手に伝えられるかどうか。
例:残業が多すぎて倒れそう。だから転職したい。
→「残業が少ない方がより能率良く仕事が出来、自分の力をより大きく発揮できるので御社を志望しました。」
とか。
sync個人のケース
五十数社受けて、id:Hashさんが受けるようなコンサル会社よりも格が下がると思われるコンサル会社に書類選考で落ちたり、何とか内定を得て入社した会社は倒産したりしたけど、五十数社を受けてこれだけのことを得られたことは自分の糧になってると思う。
余談
ちなみに、本は毎週単行本1冊+経済雑誌3冊+AERAを買ってます。単行本は積ん読になってるけど。
結局まともに読んでいるのは経済雑誌とAERAだけ。