仕事に求めるファミレス化が進んでいるのかな
まずは次のエントリを続けてお読みください。
なぜ大学で即戦力は育たないか - 雑種路線でいこう
↓
すぐに結果が出ないと我慢ならないメンタリティ - シロクマの屑籠
と読み続けて何でこのご時世はすぐに結果を求めるのだろうかとあれこれ思索してました。
実際に会社では成果主義の名の下にすぐの結果を求められ、半年もしくは四半期で成果を出さなければすぐに×を付けられる。
もしくは、チャレンジングな仕事をしようとして失敗をしてもやはり×を付けられる。
欧米式成果主義の悪影響?それだけか?と思索していたのですがようやく氷解できるエントリが。
404 Blog Not Found:あのひとがすぐに結果を出す理由
氷山の上だけを世界だと思っているからだ。
なぜカップヌードは三分で仕上がるか。
あらかじめ料理してあるからだ。
「すぐに結果が出る」に秘密はない。より少ない手順で結果が出るのだとしたら、段取りにより多くの手順がかけられているのだ。それだけのことである。
このことは、なぜ時代が立つにつれて、より早く結果が出ることが増え、またそれが求められるようになるのかの理由をも説明してくれる。「作り置き」は、時が経てば自然と増えるからだ。個人単位でもそうだし、社会単位でもそうだ。
カップヌードは欲しい。
という冗談はさておき、すぐに結果が出せると思っているのはあらかじめ仕込みをしてあるからか。
この小飼弾氏のエントリを読んでようやく氷解した。
しかし、その仕込みの重要性を見落として氷上の物だけを追いかけているから結果だけを求めているように勘違いしてしまうということですな。
確かに、当たり前のように全国同一メニューが出せるファミレスの裏は、仕込みしてかつ冷凍・冷蔵している商品をチンしているからすぐ出てくる訳で。
それと同じ事かな。
なので、仕込みなしでは成果は出せない。見えない努力は絶えず必要と言うことですね。
それはとにかく、すぐに結果が出ないときに私が心がけているのは、すぐに引き下がる代わりに、途中経過を「そのまま」保管すること。未完成のジグソーパズルがあったら、捨ててしまうのではなく未完成のまましまっておく、そんな感じだ。こうしておくと、ミッシング・ピースと出会ったその瞬間に結果が出せる。
「仕事が速い」人々の仕事ぶりの裏には、完成間近の仕掛品の存在が感じられるのである。
ビジネススパンが高速化しつつあり、成果を出すスパンが四半期とかになっているのは辛いです。
それで×が付いたらその会社での会社生活が終わる減点主義を残しているような会社だったりすると尚更。
そこで提案するのは、未完成品のストックの勧め。今は未完成でも、ゼロから作るよりは全然早い。
いざとなればすぐに完成品に持って行ける。こういうスタイルが考えられる訳ですね。