リリイ・シュシュのすべてをご覧ください
昨今、はてな界隈で非モテ関連用語として賑わす「スクールカースト」という言葉。
この言葉をはてなのキーワード説明で理解できる方も居るでしょうが、スクールカーストに縁がなかった(恐らく上位カーストに知らずに居たと思われる)方のためにこの言葉とその状況を分かりやすく表現している映画があります。
岩井俊二監督の「リリイ・シュシュのすべて」という映画です。
男:「いじめられる側」と「いじめられる側」・・・上位カーストから下位カーストへのいじめの実態「公開オナニー強制」とか。
女:「いじめられる側」と「いじめられる側」・・・上位カーストから下位カーストへのいじめの実態「援助交際強制」とか。
中学校の中にはスクールカーストが存在し、上位カーストは天国、下位カーストは地獄という姿を「リリイ・シュシュ」と呼ばれる歌姫と音楽、それにまつわるwebサイト等々の各種エピソードが絡み合って表現されています。
syncはこの映画を見た瞬間に「スクールカースト*1*1に相当する学校内の階層構造は確実の存在し、それに基づいたいじめも確実に存在する。」それを映画という形で世に出してくれた、ここ10年以上胸の中で悶々としていた物を映画という形で説明してくれたと思いました。
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ただ、この映画を見て理解できるのはスクールカーストの存在の確認だけ。
後はやる気無さが残る見る人によってはかなりの「鬱映画」であることです。
スクールカーストの存在を知ったらあとは、自分がスクールカーストで所属していた地位からどうやって、非モテの現状を打破するのかを考えなければ行けないのが、10代後半〜30代前半の非モテかつスクールカースト下位所属人間の課題でありましょうか。
*1:公開当時はこういう言葉は無かったが