syncのにっきver3.0

syncが思うことを色々と。

ロスジェネ。

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もう社畜になって成功体験は得られませんよ

正直会社にはこれぽっちも期待していない - GoTheDistance
自信をアウトソーシング出来た団塊世代と、それが出来ない氷河期世代 - シロクマの屑籠

 しかし自分自身の内側に自信を蓄積させる、というのは言うほどには簡単なことではない。いわば自信の自己責任制のようなもので、自信や誇りが持てないとしても誰かがそれを保障してくれるわけではないのだ。コミュニケーションや仕事先などで自信を獲得できない個人には過酷な時代になったといえる。とりわけ、超氷河期世代は“いい企業に入っていい仕事が得られれば幸せになれる”という高度成長期の信仰をまだ期待しながら社会に漕ぎ出し、しかも就職難に遭遇したわけで、はじめから“自信は自分の内側に育むしかない”という割り切りが出来ていないにも関わらず、自信をアウトソーシングできない環境に曝され続けている*3。この世代の少なからぬ割合は、“内側の自信”を自ら養うしかないという割り切りも出来ないまま、かと言って“外側の自信”を企業や社会から得られるわけでもないまま、企業や社会が“外側の自信”“外側の誇り”を提供してくれない事に苛立ちや怒りを忍ばせているようにみえる。

社畜になって、上から言われるがままに滅私奉公し、結婚も家庭も持って、終身雇用・年功序列の下でプロジェクトXのような一体感のある成功体験を共有するという場所が団塊の世代の会社であり仕事であった。

しかし、ロスジェネ世代は終身雇用もない、年功序列も最近の層はない、でも団塊の世代から滅私奉公することや社畜になること、はたまた結婚と家庭を持つことだけは強く推奨される。でも、成功体験が出来るかどうかは「自己責任」でありその「成果」で昇進や給料が決まる「成果主義」。
そうして、ロスジェネ世代以降がうつ病などのメンタルヘルスの病気でバタバタ倒れていく。

結局、ロスジェネ世代が出来ることは自己防衛しかない訳で。
滅私奉公や社畜になることをいまだに求めながら非年功序列と成果主義を導入するような企業は避けるようにしなければいけない。
たとえ年商何兆円であろうが、上場企業であろうが、そういう企業は長くは繁栄はしないだろうよ。

こんな本を買った

ロスジェネ 創刊号

ロスジェネ 創刊号


これから読みます。

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