今更リタリン(CG202)問題ですか?
今日NHK総合で放送された「特報首都圏:「新たなワナ 広がる薬物中毒」」の内容が酷かったです。
一言で言うと「リタリン(CG202)バッシング」です。
リタラー問題は既に半年前の厚生労働省の委員会で第三者委員会(リタリン流通管理委員会)によって厳格な流通管理が為されることが決定されており、既に今年1月より流通管理は徹底されております。
ナルコレプシー以外の患者にはリタリン(CG202)は既に入手できなくなっており、かつてのような濫用は不可能になっています。
何度も書いておりますが、成人ADHD患者に対する救済策は無い状態で日々苦しめられているのは以前より書いているとおりです。
今更取り上げて、リタリン服用患者は薬物中毒になりやすいというような偏見に止めをさすような報道をなぜするのでしょうか?報道を繰り返す必要があるのでしょうか?
教育テレビ「福祉ネットワーク」ではしっかりと取り上げて頂いたのにも関わらず、今回の偏見報道には失意を隠せません。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/0712/71220.html
リタリン、デパス以外にSSRIやSNRIの濫用や依存が問題視されてるって本当ですか?
更に、パキシルやデプロメールなどのSSRIやSNRI、ソラナックスやデパスなどの抗不安薬も濫用のリスクがあると述べています。
デパスのは確かに濫用や依存性が問題視されていますが、デパスの依存性は有名であり、デパス以外の抗不安薬もその薬理作用から依存性が生じる可能性があると言われていますが、SNRI・SSRI他の薬の濫用や依存ってどこかデータやエビデンスがあるのですか?
NHKにはがっかりです。
※1 id:p_shirokumaさんのご指摘を踏まえて、一部内容を修正・追記致しました。(2008.4.8 17:35)